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クチ呼吸は、災いの元!

「口は、災いの元」ということわざがありますが、今回は「クチ呼吸は、災いの元」というお話をします。というのも、今歯科医師の間では「鼻呼吸」がトレンドキーワードというか、鉄板ネタになっています。

それは、「鼻呼吸」を推奨している今井一彰先生の講演依頼の7割が、歯科関係者ということから、今回はこのトレンドにのったお話です。

なぜ「クチ呼吸は、災いの元」なのか?

例えば、定期健診で歯医者へ行くたびに、虫歯が発見されたり、しっかり歯を磨いていても、歯茎の腫れがよくならない人などは、もしかするとクチ呼吸が原因かもしれません。

1:虫歯が増える原因に

クチ呼吸をすると、いつも口が開いているため、歯が乾燥してしまうのです。歯は唾液によって常にミネラルを供給されて、初期虫歯を修復しているので、唾液に触れていない歯は乾燥して、ミネラルが供給されず、虫歯になりやすくなります。

乾燥した口の中の歯はミネラル不足で虫歯になりやすい。唾液で潤いのある口の中の歯は、ミネラルが供給されているのでで虫歯になりにくいという説明イラスト

2:歯周病や歯槽膿漏を助長する

乾燥により、歯茎が腫れてしまったイラスト

怖いのは歯だけではありません!歯を支えている歯槽や、口の中の粘膜部分も乾燥を嫌います。歯茎、歯肉は、粘膜の為に常に唾液によって潤っていますので、クチ呼吸で歯茎が乾燥してしまうと、歯茎が角化といって、赤く腫れてしまい、歯周病、歯槽膿漏を助長してしまいます。

3:口臭の要因の一つにも

口臭の原因は一つではありませんが、クチ呼吸によって唾液の分泌量が減少する為、口の中の自浄作用が低下することにより、口臭を酷くしていることも考えられます。

4:歯の汚れにつながります

歯に汚れが付いたまま乾燥させてしまうと、汚れがこびり付き取れにくくなり、次第に茶色い歯になってしまいます。これがステインとと呼ばれるものです。
※タバコやお茶、ワインでも色は付いてしまいます。

いかがでしょう?「クチ呼吸」の恐ろしさが理解でき、「鼻呼吸」の重要性を感じていただけましたか?クチ呼吸をやめて、鼻呼吸にしなくてはいけないのです。

鼻は、加湿器兼空気清浄機であり、様々なホコリやウイルスが体内に侵入するのを防ぎ、口の中だけでなく、のどの乾燥も防いで風邪も引きにくくなるのです。

そもそも、口は呼吸をする為に存在しているのではありません。しかし、程度の違いこそあれ、日本人の多くは、クチ呼吸であると言っても過言ではないそうです。

赤ちゃんは鼻で呼吸をしています。それが、様々な生活習慣や環境で育ち、知らないうちにクチ呼吸になっていってしまうのです。

< クチ呼吸になってしまう生活習慣や環境 >
  • おしゃべりが好きな人や、話すことが仕事の人
  • 激しいスポーツをする人
  • 風邪予防にマスクを長時間する人
  • 鼻炎や鼻づまりの人 など

クチ呼吸をやめて、鼻呼吸へなおすには?

鼻呼吸をしやすくするためには、まずベロトレで舌のポジションを気をつけましょう。それから、顔の筋トレ。そして、食べる時はクチを閉じてよく噛むなどです。

鼻呼吸テープをつけて眠る女性のイラストまた、起きている時は注意できますが、寝ている時は難しいと思います。そこで、ドラッグストアや通販で気軽に買える「鼻呼吸テープ」や「サージカルテープ」などで口をふさげば、寝ている間の鼻呼吸トレーニングになると思います。

鼻呼吸を心がけて、健康な口内環境を手に入れましょう!

< 鼻呼吸トレーニングのメニュー >

2015年12月16日放送