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よく噛めば「インフルエンザ予防」

今回はよく噛むことが、インフルエンザ予防になるというお話をしたいと思います。
インフルエンザは予防接種をしていれば完璧!と思われがちですが、摂取したワクチンの種類が何種類かあって、その年に流行する型が外れると感染するのです。つまり型を外すと意味がないのです!

注射器と薬の画像

予防接種は、ウイルスがカラダに入ってきた場合の予防です。 それよりも、ウイルスがカラダに入らないよう、予防するのが先だと思いませんか?

インフルエンザを予防するために・・・

風邪やインフルエンザを予防すると聞くと、「うがい」「手洗い」が思い浮かぶと思います。もちろんそれも大切ですが、最初で述べたように、噛むことも重要なのです。

ただ、噛むといっても正しい噛み方をしてもらう必要があります。「噛む」すなわち咀嚼(そしゃく)は、口の中で食べ物をバラバラにして飲み込むまでのことです。その際、お口を閉じて鼻で息をしながら噛みます。それに噛む回数も大切。

ひとくち30回以上、よく噛みましょう!

口を閉じて、鼻で呼吸しながら、ひと口0回以上良く噛もう!というイラスト

正しい噛み方で咀嚼をしてもらえると、ベロが鍛えられ、筋肉がつき、ベロマッチョになります。すると、ベロ自身が上顎の歯の、歯と歯の間のドーム状になっているところに安定して収まります。

口がベロで満たされ塞がります。すると、鼻の通りが少し良くなる感じがしませんか?
鼻呼吸ができるようになれば、こっちのもの!以前にもお話しましたが、鼻は空気清浄器であり加湿器です。ウイルスは潤いに弱いので、インフルエンザになりにくくなり、噛むことが予防になるというわけです。

よく噛むことによる、顎とベロの筋力アップにより、鼻呼吸ができるようになる。さらに、鼻呼吸をすることのメリットを説明したイラスト

鼻呼吸で増えるもの!?

こんな話があります。当院を受診する患者さんに、小学生の男の子がいるのですが、鼻で呼吸することを意識するようになったら、「鼻くそが大量に出るようになった。」と教えてくれました。

鼻くそは、鼻水が、鼻の穴の粘液と大気中のホコリが混ざって乾燥したものです。

大気中のホコリとは、ダニの死骸、ふけ、砂ぼこり、カビ菌、その他の微生物、そして今回のお題でもあるインフルエンザウイルスのこと。

鼻で呼吸することで大量の鼻くそとなり、カラダの外へ排出することができます。これが口呼吸だと、大気中のホコリが全て体の中に入って・・・と、こんなこと想像するだけでゾッとしませんか?


鼻呼吸以外にも良いこと

鼻で呼吸ができるようになる以外に、よく噛むことで、たくさん唾液が出ます、食べ物の消化を助ける酵素がたくさん出て、胃腸の負担を軽減させ、免疫力の低下を防ぎます

すなわち、よく噛むと、たくさん唾液が出て、唾液に含まれる成分が免疫力を高めてくれる!ということです。

よく噛むと、たくさん唾液が出る。唾液に含まれる成分が、免疫力を高めてくれる。というイメージイラスト

インフルエンザワクチンは、接種しても抗体ができるまで1~2週間かかりますし、ワクチンの効果も5ヵ月くらい。もうすでに予防接種をした方も、ぜひ、正しい食べ方・噛み方を取り入れると、さらに予防効果があります。

既に、インフルエンザが流行しています。まだ予防接種していない方は、お近くの病院でお早めに予防接種を受けましょう!

2016年12月21日放送