1. ホーム
  2. バックナンバー
  3. 2017年3月15日放送

よく噛むための環境設定

疑問に思う男性ノイメージ

今回は、よく噛むためには「噛むための環境設定」が大切!という話をしたいと思います。
「環境設定」ってパソコンじゃないんだから!と思われる方もいると思いますが、食事をとるための環境設定は、とても重要なんですよ!

「噛む」という単語を聞くと、顎だけ動かして、そのチカラで噛んでいるようなイメージを思い浮かべませんか?しかし、噛むというのはそれだけではないんです。

正しい食事の姿勢イラスト

正しくよく噛むためには、まず両足をしっかり地面に接地した状態にしましょう。こうすることで、足→腰→背骨→首→顎といった流れで、顎にチカラが伝わりやすくなります。さらに、両足を地面につけカラダをしっかりと支えることで、バランスが良くなり、顎のチカラを効率よく使えるようになります。足を組んだり、ぶらぶらさせた状態ですと、体のバランスや軸がズレて、顎にも左右バランスよくチカラが入らず、ちゃんと噛んでいるつもりでいても、実は噛めていないのです。ですから、よく噛むためにはこの「環境づくり」が大切なのです。

例えば体力測定で握力を測るとき、踊りながらや、片足を上げながら測る人いましたか?両足を床につけて、歯を食いしばって測りますよね?噛み締めるには、両足を踏ん張れる環境が必要なのです。

お子さんの環境づくり

こどもの正しい食事姿勢のイラスト

噛むための環境づくりで、気をつけていただきたいのがお子さんです。お子さんが大人用の椅子に座ると、足が床に届かず、ブラブラしていることってありますよね?
大人と同じ椅子に座って食べる場合は、足元に箱を置くなどして、足が地につき、カラダを支えられる工夫が必要です。

また、お箸を持たない手が机の下にブラさがっていたり、横を向いてテレビを観ながら食べるのは、左右のバランスを崩しますので控えましょう。

「お行儀よく食べなさい!」と良く言いますが、日本の和食のお行儀やお作法って、実はとても理にかなっていて、よく噛むための環境づくりにも一役買っています。

子は親の鏡!歯並びが悪いのは、「よく噛めない環境」が原因です!

最近は、親世代の食事のお行儀がよくないのを、多く見かけます。
先日とある牛丼屋へ行くと、私より後に入ってきて食べ始めた方が、私が食べ終わる前に食べ終わって出て行きました。その間数分!お仕事で、よほど急いでいたのかもしれません。

しかし、もしその方が親だったとして、家庭の食卓でもろくに噛まずに食べていたり、口を開けながら「クチャ!クチャ!」と音をたてながら食べていたとしたら、その親の真似を子供がして、「クチャ!クチャ!」と食べます。子は親の鏡とよく言ったもので、正しい姿勢で食べていなくても、注意はされることなく育ちます。その子供が親になり、そのまた子供もまた真似をする。

悪い食事環境のイメージイラスト

歯並びは悪く、噛み合わせも悪く、虫歯もできやすく、そのことからスポーツにおいてもポテンシャルをフルに発揮できず、勉強にも集中力を欠き・・・おっと、もうこれ以上は聞きたくありませんよね。

とにかく大人が模範となって、よく噛むための環境を作ってあげることが必要なんです。しかし!子供だけにやらせて、大人がやらなかったらダメですよ!

よく噛むための環境づくりは、まず大人から!!

今回のタイトル「よく噛むための環境設定」の意味が、わかっていただけましたでしょうか?横を向いて食べてしまいがちな、テレビを観ながらの食事は辞めて、耳だけかたむければいい、ラジオを聴きながらの食事に変えましょう!!!

良い食事環境のイメージイラスト


放送時間変更のおしらせ

「ドクターDの歯っぴぃ噛ムかむ」は、次回(2017年4月)から、放送時間が変更となります!
詳細は順次本ホームページでお知らせしますので、お見逃しなく!


2017年3月15日放送