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「睡眠時無呼吸症候群」ではないですか?

強い眠気に襲われる男性のイメージ日中起きているときに、強い眠気に襲われたり、倦怠感があり集中力が続かないという経験はありませんか?それ「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません!

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に10秒間以上の無呼吸が、一晩の間に30回以上または一時間の間に5回以上認められる疾患で、日本国内の潜在患者数は300万人以上と言われています。

「呼吸が止まるだけでしょ?」と思っている方は要注意!

睡眠とは、日中活動した脳と身体を休ませることですよね。ところが、無呼吸になることで、身体の中だけでなく脳も酸欠状態になってしまいます。呼吸をしていないのですから、当然苦しいです。
そこで、酸素不足を補おうと脳が覚醒し、身体は心拍数を上げます。本人は眠っているつもりでも、脳も身体も起きている状態が続くため、休息するはずの睡眠時間に、休息できていないことになり、脳や身体には大きな負担がかかっているわけです。

無呼吸により、脳が酸欠状態になり、心臓に酸素を送るよう命令を出すイメージイラスト

そんな状態ですから、日中の活動時間に思考力が著しく低下し、行動の質も低下してしまい、眠気や気だるさにもつながり、仕事中のミスや事故、居眠り運転による自動車事故、さらに放っておくと心筋梗塞、脳卒中などの命に関わる脳心血管イベントのリスクになることがわかっています。

日本人は「睡眠時無呼吸症候群」になりやすい!?

日中、自分の意に反して強い眠気に襲われるという方は、この病気を疑った方がよろしいかもしれません。以前は太った人がこの病気を発症しやすいと言われていましたが、日本人の場合、太っていなくてもこの病気は発症することが多いこともわかりました。

なぜなら日本人は、欧米人に比べて顔の彫が浅く平らで、下顎が気道を塞ぎやすい傾向にあるのです。そのため、日本人は睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいと言われています。

「自分は大丈夫かな?」と心配になられた方、まずは鏡で自分の顔を映してセルフチェックしてみましょう!

  • 二重アゴになっていませんか?
  • 前歯が見えていませんか?
  • 下顎に梅干しのようなシワがありませんか?
こんな方は、睡眠時無呼吸症候群かも?鏡でセルフチェック!梅干しあご、前歯が見える、二重あご

上記のチェック項目に当てはまる方は、要注意!下顎が気道を塞ぎやすい状態になっているので、強い眠気、倦怠感、起床時の頭痛がある方は、睡眠時無呼吸症候群を疑いましょう。

以前は専門の病院に泊まって検査をしていましたが、最近ではスマートフォンの無料アプリでも、簡単に無呼吸症候群のセルフチェックができます。眠っている間の、イビキを録音し、睡眠の質などを解析してくれるというものです。あくまでも簡易的なものですが、スマホお持ちの方は、試しに使ってみても良いかもしれません。

歯の噛み合せにも原因が!?

睡眠時無呼吸症候群の治療は、重症度や原因に応じた治療が適用されます。最近では、歯の噛み合わせが睡眠時無呼吸症候群の原因に、大きく関係していることもわかってきており、睡眠時無呼吸症候群と内科で診断された方は、重度でなければ無呼吸症を防止する装置を歯医者で、しかも保険適応で作ることができますから、かかりつけの歯医者さんに相談してみるのも良いと思います。

矯正前と矯正後のあごの位置の違い。イメージイラスト。
※下あごが前にくるよう矯正することで、睡眠時に気道を確保しやすくなります。さらに、梅干しあごのシワも消えます。

2017年5月17日放送