DJ光邦と司法書士のスマイル法you★

第2・4水曜日 17:25~ONAIR
DJ光邦と司法書士のスマイル法you★FMヨコハマ84.7第2・第4水曜日17:25~放送中

登記をしないと、大変なことになりますよ!(不動産登記編)

ユーキくんイラスト前回は、「会社の登記をしないと大変なことになる」(2015年7月8日放送) というお話でしたが、今回は、不動産の登記もしておかないと、大変な事になるというお話です。

例えば、会社の会長に「キミは仕事頑張っているから、私の持っているタワーマンションの部屋をあげるよ!」と約束してくれました。その後、7月1日に実印を押した贈与契約書と印鑑証明書、部屋の鍵をもらいました。しかし、「登記はお金かかるし、鍵も貰っているし、後でゆっくり登記すればいいや!」と登記せずにそのままにしていました。

それからしばらく経って、そのマンションへ行くと・・・。なんとそこには、あなたの知らないAさんが既に住んでいました!?

自分のものだと思っていた部屋に知らない住人がいたイラスト

自分の部屋だと思っているあなたは、契約書と印鑑証明を持っていることをAさんに主張しました。しかしAさんは、8月1日に作成した贈与契約書と印鑑証明書を持っていることを主張。

7月1日と8月1日ですから、「私が先に貰っているのだから、私のものだ!!」と主張すると、Aさんは自分の名前が書かれた登記簿を出してきました

さてこの場合、どちらが正式な所有者と認められるでしょうか?

答えは、既に登記を済ませたAさんが所有者となります。今回のように、あなたと相手へ二重に譲渡してしまった場合、どちらも権利を主張出来るのですが、決着をつけるために先に登記をした方を勝ちとしたのです(民法177条)。

登記済みと未登記の勝敗を表したイラスト

このようなことがないように、不動産を譲渡された際には、速やかに登記をすることが大切です

しかし、登記していなかったものの、先に譲渡を済ませていたあなたは面白くありませんよね。
不正取引の証拠イラストあなたへの譲渡後、もし会長があなたに譲渡するのが嫌になり、Aさんに頼んで「あの部屋をもらったことにしてくれ!」と頼んでいたような場合、民法177条無権利者である (権利者でない)ことの立証、また不正な取引を立証することができれば、不法な行為は無効になるので、あなたは権利を主張し裁判に勝つことができます。

ユーキくんイラストしかし、通常そういうことはないので、譲渡されたら速やかに不動産登記をしましょう!!そして、不動産の登記は司法書士にご相談ください。司法書士は不動産登記の専門家です。売買や相続・贈与、住宅ローン完済による抵当権抹消等不動産の権利に関することは何でも司法書士へご相談ください。

民法 第177条(不動産に関する物権の変動の対抗要件)
不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法 (平成16年法律第123号)その他の登記に関する法律の定めるところに従い、その登記をしなければ第三者に対抗することができない。

▲ページのトップへ戻る