DJ光邦と司法書士のスマイル法you★

第2・4水曜日 17:25~ONAIR
DJ光邦と司法書士のスマイル法you★FMヨコハマ84.7第2・第4水曜日17:25~放送中

ネットショッピングでダマされた!!

スポーツカー好きのM君は、インターネットオークションで、(株)マサコ自動車から出品されていた、自分好みのかっこいい車を見つけました。

商品の詳細に、「希望落札価格108万円、走行距離2万5千キロ、車検2年付き、改造費50万円オーバー!コンディションも良くお買い得です。業販価格で格安のため3N(ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル)でお願いします!」等の記載がありました。

「いい車みたい!」ということで、M君はその車を入札し、見事落札!オーナーとなることができました。
ところが、M君が外車を購入してから1ヵ月もしないうちに、次々とあちこちが故障し、その都度修理を行いましたが、あまりにも故障が頻繁に起こるため、不審に思い他の会社で調べてもらったところ、走行距離2万5千キロと知らされていたのに、実際は約20万キロと、走行距離をごまかされていたことがわかりました。

「3N(ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル)」の条件を承諾したM君は、(株)マサコ自動車を追求することができるでしょうか?

司法書士ユーキくんからアドバイス

(1)業者を追及することができる可能性は、あります!

実際に販売業者の責任を認めた裁判例もあります。

【大阪地判(平成20年6月10日)】
  • 本件車両の走行距離が、そのメーターに表示された約2万3400kmと異なり、実際には、約19万6,614kmであったことは、それ自体が本件車両の隠れた瑕疵であると認められる。
  • 原告は消費者であり、被告は事業者であって、本件契約は消費者契約に当たるから、原告・被告間の上記合意(瑕疵担保責任の免責の合意)は、仮に成立していたとしても、消費者の権利を制限するものであることは明らかであり、消費者契約法8条1項5号により無効となる。
  • 車両本体については、原告が本件契約を解除したことも併せ考慮すると、その全額である180万円が、売主である被告会社の賠償すべき原告の損害であると認められる。民法570条所定の瑕疵担保責任が法定責任であり、中古車等の特定物について瑕疵修補請求権が認められないこととの均衡から、瑕疵を修補するための費用については、瑕疵担保責任において賠償されるべき損害(信頼利益)には含まれないと解される。

(2)3Nを承諾の上購入したとしても、無効となります。

M君が消費者であり、(株)マサコ自動車が事業者であるため、消費者契約法第8条第1項第5号により無効となります。これは業販価格で販売したものであっても同様です。

上記のことから、契約を解除した上で外車の購入金額である108万円については請求できますが、自分で払った修理代については認められない可能性が高いです。

司法書士は、今回のようなトラブルのほか、通信販売や悪質商法など消費者問題についても、ご相談に乗ることができますので、このようなトラブルに巻き込まれたときには、「あなたの街の法律家」である私たち司法書士にご相談ください。

※本文中の会社名は架空の会社です。

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