DJ光邦と司法書士のスマイル法you★

第2・4水曜日 17:25~ONAIR
DJ光邦と司法書士のスマイル法you★FMヨコハマ84.7第2・第4水曜日17:25~放送中

光邦さん老いるの巻(任意後見制度)

今回の放送は、光邦さんの老後を例に、お話をしていきたいと思います。

あれから40年、将来への不安

世話をしてくれる人もいない。詐欺にあったら、認知症になったら、財産や家はどうしよう。という老後への不安をいだくイメージイラスト

あれから40年、光邦さんも高齢になりました。面倒を見てくれる方は誰もおらず、将来に不安があります。

そんな時、親友のじゅんごさんが高齢者詐欺に遇い、今まで頑張って貯めてきた貯金を、全て失ってしまいました。それを知った光邦さんは、「自分も同じ目にあったらどうしよう・・・。」とさらに不安を募らせていました。

将来への不安に備えるために、任意後見制度をおすすめします

ユーキくん

認知症、知的障害、精神障害など判断能力の不十分な方を、成年後見人が保護し支援する制度として、成年後見制度があります。しかし、このときの光邦さんはまだ認知症などの症状はなくしっかりしているので、成年後見制度は適用されません。

では、自分の将来に備えて、今から何ができるのか?

そんな方のために良い制度があります。それが「任意後見制度」です。任意後見制度とは、将来面倒をみてもらう人(=後見人)を予約する制度で、後見人をあらかじめ指名でき、自分に認知症などの症状が出た際には、後見人に必ずやって欲しいことも、自分で決めることができるのです

後見人契約をしたイメージイラスト

「事前に予約?認知症などの症状が出てからでも良いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、「任意後見制度」では、自分が信頼できる人を事前に選んでおけるところが大きなポイントです。

それというのも、事前に後見人を予約をしておかないと、裁判所は自分の知らない人を後見人に選ぶこともあります。さらに、後見人にやって欲しいことがあるなら、事前に決めておかないと自分の意思が反映されないかもしれません。なぜなら裁判所は、あなたの財産の現状維持を第一に考えるので、後見人はそれ以上のことはできないのです。

例えば、光邦さんが親友のじゅんごさんの孫に「大学の入学金を出してあげたい。」と思っていたとします。元気なうちは自分の意思で自由に財産を動かすことができますが、判断能力がなくなり後見人が就いた場合には、裁判所が財産を減らすことを認めないため、じゅんごさんの孫に入学金を出してあげたいと思っていても、後見人は自由に譲渡や処分ができないので、光邦さんの意志を尊重することができないということになります。

ですから、もし自分の老後はこうして欲しいという意志があるのでしたら、この「任意後見制度」を利用して、後見人を予め決めておき、成年後見制度が適用された時にどんな事をしてほしいのかを、公正証書で決めておくことをおすすめします。

この方法をとると、例えばまさこ先生を後見人に予約した場合、じゅんごの孫の入学金を出す等、光邦さんがやって欲しい事を、事前にまさこ先生にお願いしておくことができるのです。

認知症を発症しても、後見人を決めて、やって欲しいことを決めておけば、被後見人の財産を動かすことができる。

任意後見人の契約を結んだあと、後見人は定期的にあなたに電話をしたり、訪問して、元気かどうか確認します。判断能力が低下してきたかな?と思ったら、家庭裁判所に申立てをすると、後見制度がスタートします

ユーキくん

遺言に加え、今回ご紹介した任意後見契約を第2の遺言として締結することで、生前から安心して老後を迎えることができます。また裁判所が選任する成年後見人では親族以外から選ばれる専門家として司法書士を選ぶことも可能です。平成26年まで13年連続ナンバーワンで司法書士が選任されています。あなたの街の身近な法律家である司法書士にお気軽にご相談下さい。


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